早速乗り始めたものの、気になるところがいくつか出てきたので、サイクルショップを巡りパーツ購入のポタリングへ。そこで買って取り付けたものを中心に紹介します。
パーツ探しのライドってワクワクします。
第一弾はこちらから。
CWS 吉祥寺店
追記:2023年3月で吉祥寺店が閉店してしまったとのことです。高田馬場店は引き続き営業中とのことでした。
フロントライト
前回購入したフロントライトですが、Velo Orangeのフロントキャリアの脇にはライトなどを取り付けるためのネジ穴が切ってあるものの、キムラ製作所のライトは灯体の側部にネジ穴が開いているため、取り付けるとライトがキャリアの横にぴたりと付いている形になってしまいます。
そもそも直接取り付けることができず、近所のホームセンターの適当な金具で付けていました。
これでライトを点灯させても、ただ直線方向が照らされるだけ。とても夜間は恐くて走れません。
台風直前の連休初日、天気が崩れる前にとサイクルショップを予約しました。
ネット通販しているパーツだけでうまく付かなさそうだったので、フロントライトを購入した、velocraft CWS 吉祥寺さんへ直接伺い、取り付けをお願いすることにしました。
途中買い物に寄ったり、ふらふらとしながらなんとか予約の時間に到着。
久々に10km以上走ったので、かなり消耗してしまいました。高校のときは片道18kmを通学して、勉強と部活をしてから帰ったというのに、情けない限りです。
そもそも、ずっと乗ってきたフラットバーのクロスバイクと、ドロップバーのランドナーでは、体重の掛かり方や筋肉の使い方が全く違うというのも、疲れの原因ではないかと思われます。身体が慣れるしかないですね。
初秋とはいえ30℃を越えた暑い一日、汗だくで、道中やお店の写真を撮るのも、一切忘れていました。僕の個人的な感想ですが、velocraft CWSさんはランドナーを扱っているお店の中では、かなり入りやすい雰囲気の店構えです。パーツ類も豊富に扱いがあるので、フロントラックなどもこちらで購入をいたしました。取り付け方法など、メールでサポートをしてくださっていたのですが、今回初めて自転車とともにお店へ伺いました。
30分ほどで、兎にも角にも、フロントライト装着完了です。
キャリアのダボ穴ですと、位置が少し前過ぎるのではということで、キャリアのステーに取り付ける提案をしてくださいました。
ステーに噛ませてあるのは本来はサドルレール用のクランプらしいです。そこから、キムラ製作所の柔らかいアルミステーを付けていただいています。万が一転倒した際、ステー側が曲がるなりして、ライト本体の破損を防いでくれる仕組みらしいです。
今後フロントバッグを使用する予定があるので、これでキャリアの上に乗せたものとも干渉せずに使えそうです。また、この位置だと、走行中も手を伸ばせば、ライトをON/OFFできるので、とても便利。
BLUE LUG 幡ヶ谷店
その足で、今度は BLUE LUG 幡ヶ谷店さんへ。こちらは滅茶苦茶楽しい雑貨屋のようなお店です。扱いはアメリカ系のバイクが中心なのですが、「自転車」とか「パーツ」という物体を販売しているというよりも、自転車カルチャーそのものを伝えてくれるようなお店です。
通底して、ものづくりやクラフトマンシップへのリスペクトがあり、オリジナルブランドでパーツ、アクセサリー、アパレルなども制作されています。スタッフさんが僕の同世代か若い方が多いので、柔軟さはそういうところにも起因するのかもしれません。YouTubeで良質なコンテンツも発信していて、とにかくエネルギッシュ。
BLUE LUG さんで購入したパーツ類を、家で取り付けてみました。
クランク・チェーンホイール
カスタム前SUGINO XD-350T 48-38-28T 170mm
カスタム後BLUE LUG XMC triple crank set (silver) 165mm
スギノのクランクもかっこよいのですが、まず身長に合わせて 165mm に変更したかったというのと、もっと見た目が好みのクランクを見つけてしまったので、こちらに変更しました。「銀」って感じでかっこよいです。しっかりとギアが肉抜きされていて、クラシックな雰囲気にも、現代的な雰囲気にも合うのではないかと思います。真鍮の金具もイケてます。
スギノは 48-38-28T だったのに対して、こちらは 48-36-26T。スプロケットが 12-32T のため、最小ギア比が 0.88 から 0.81 に下がりました。普段使うミドルにしても、1.06-3.17から1.00-3.00に変わり、若干軽くなっています。正直大きく体感が変わった印象はありませんが、理論的には坂道や重い荷物の運搬時に有利になったと言えます。
取り付けようとしたところ、スギノよりも、インナーが内側に出ている作りのため、装着にあたり、BB の軸長が足りないことが分かっていました。
公式での推奨軸長も118mm 以上ということだったので、後日買い足してBBの交換も行いました。
カスタム後TANGE SEIKI cartridge BB 68mm/122.5mm
SHIMANO BB-UN300 110mm から、TANGE SEIKIのクロモリ 122.5mm に交換。動きは至ってスムース、特に問題なく快適に動いています。僕はQファクターはあまり気にするような走り方をしていないので、フレームへの干渉が恐くて長めのを選んでしまいましたが、118mm でも大丈夫な気がします。(試していないのでわかりませんが。)
センタースタンド
カスタム後PLETSCHER double kickstand (silver)
ESGEという名前でも知られていますが、スイスの PLETSCHER というメーカーの製品です。
自転車が届く前から、Touriste への PLETSCHER の取り付けについて、加工が必要という情報を得ていました。その理由は以下の通り。
- 自転車のチェーンステー上にポンプペグの突起が出ていて台座が乗らない
- 取り付け台座の高さがあるためシフトケーブルと干渉してしまう
- クロモリフレームに対して同梱のボルト長が長すぎる
- PLETSCHER の仕様として、自転車のサイズに合わせて足をカットするという工程が必要
実際に取り付けてみたところ、少なくともTouriste 2022年モデルと現行のスタンドであれば、①②に関してはクリアされています。2022年モデルからフレームポンプが付属されなくなりましたし、取り付け台座のうち1種類は高さもなくケーブルに干渉しません。③については2本付属しているボルトの両方ともが長いので、カットするか、同じ径の短いボルトを用意すれば良さそうです。近所の金物店で、50mmくらいのボルトを購入して、止めることができました。
④はどうしても加工が必要になります。アルミニウム合金ですがスタンド用だけあって固めです。金ノコで切り落として、バリを削るだけでしたが、このために工具が必要になってしまいます。
取り付け方の動画もあるので安心ですが、心配な方はお店に依頼をした方が良いでしょう。
もう一つ、フレームに傷が付かないよう、オイルへの耐性があるゴムシートも購入し、カットしてフレームとの間に挟む工作をしました。たまに緩んでしまうので、定期的に締め直す作業はどうしても必要となります。
クイックリリース
カスタム前SHIMANO HB-RS300/FH-RS300 付属クイックリリース
カスタム後BLUE LUG quick release skewer (silver)
クイックリリースは小さいパーツながらシルバーであって欲しかったと思う代表選手でした。
アメサイドのタイヤの真ん中には、やっぱりシルバーのパーツが光っていて欲しかったのです。BLUE LUG さんが DIA-COMPE に別注しているクイックリリースがあると知り、これは買わねばと思った次第です。
全体からしたら小さな部分ですが、取り替えると印象が全然変わりますね。
こちらはエンド幅 100mm のフロント用です。
BLUE LUG Online Store | *BLUE LUG* quick release skewer (silver)
ボルトキャップ
カスタム後NITTO bolt cap 6mm
メルカリで購入したNITTO Technomicステム。磨くとだいたいキレイになったのですが、ボルトのネジ穴はかなり錆びが出ていました。こいつをうまく落とすのが難しく、隠すの半分、更に濡れるのを防ぐの半分で、キャップを購入しました。
小さいのに1個800円ほどしますので、重量比ですと最も高級なパーツかも(?)しれません。
トップにも取り付けましたので、2個で1,600円です。
VOILE nylon buckle strap (tan)
アクセサリーも少し購入しました。一つはVOILE nylon buckle strap。ストレッチポリウレタンの伸縮性があるバンドです。用途は特に決まっておらず何にでも応用可能なのですが、僕は写真のとおり、鍵をバスケットに固定するために購入しました。
初めは、本当にこれで止まっているの?という感じでしたが、その後鍵を付けたまま走っても、しっかりとホールドしてくれているのがわかります。オフロードなどはわかりませんが、街乗り程度では問題なさそうです。
ちなみに、使用している鍵はKRYPTONITE messenger mini+。mini を使用している方は多いですが、messenger mini+ は、2つ合体したようなフォームです。製品ページの動画にあるように、後輪+フレームを地球ロックというのが、これ一つでできる場合もあるので、重宝しています。若干重いのが難点ですが、2つ目のU字ロックを外して、通常のU字ロックとして持ち運べば、その分少し軽量化されます。
固定方法は簡単です。基本的にバンドは常に装着しっぱなしで、乗るときに外した鍵のU字部分を、バーと固定する前にバンドの下から差し込みます。この時、バンドを少し引っ張るように入れることになりますので、伸縮性がある VOILE ならではの使い方です。そして、上からバー部分を填めて鍵を回して固定します。(参考:上写真)
話が逸れましたが、この strap、ケージの固定、テントやボトルなど長物の固定など、様々な用途で使用できるので、いくつか持っていても良さそうです。
こちらは BLUE LUG さんの動画で知りました。
僕は地味目の色を買いましたが、カラバリも豊富なので、合う色を選べるのも良いですね。
BLUE LUG cargo net (olive/dark brown)
もう一つが、ツートンカラーがオシャレなネットです。
暫く1本のゴム製ロープだけであらゆる荷物を固定していたのですが、ケージの間を通すのが意外と面倒でした。
BLUE LUGのネットはカラビナ2箇所、プラフックが2箇所なので、カラビナを奥に固定して、プラフックを掛ける位置を変えれば、荷物の大きさや形によって調整できる優れものです。
僕はナイロンバンド同様、地味なチョイスですが、こちらもカラバリは豊富なので、自転車に合わせて選ぶのが楽しそうです。
まとめ
ひとまず、これで暫く乗ろうかなというところまでカスタマイズしました。
トリプルクランクが9速推奨なので、スプロケットをどうするか、またスプロケットを買えるとシフトレバーも必然的に変更することになるので、無段階でもできるようになるか、少し走りながら考えてみます。
それよりも、変則周りの調整がまだ下手なので、若干異音がする部分もあり、まずは細かい調整を自分でできるように勉強をしたいと思います。
これで一通り初期カスタマイズが完了しました。
次回以降はまとめてではなく、一つひとつのカスタマイズについての記事になると思います